ゼクシィBaby みんなの体験記


元気に生まれたはずなのに…なぜ!? 生後3日目で突然NICUへ入ることになった息子

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今から2か月前のことです。

出産週数40週と1日、出生体重2800越えの男の子を生みました。泣き声が大きく響く元気な赤ちゃんです。

出産前、赤ちゃんに徐脈はあったものの、陣痛から6時間、通常分娩で生まれており、私の出血量は1リットルを超えたものの元気だったので、その日から一緒の部屋で過ごしました。

生まれて3日ぐらい、特に何事もなく過ごしていたのですが、あるとき沐浴からなかなか帰ってこない我が子のことが気になり、(いつもは午前中に戻ってくる。がこの日は昼を過ぎていた。)新生児室に様子を見に行きました。すると、モニターにつながれ、寝ている我が子。助産師さんから「今検査中だし後で部屋に連れて行くわね」と言われました。

 

気になりつつも、後で来ると言われたので待っていると、見慣れない先生が部屋に来ました。小児科の先生とのこと。「徐脈があるので、1日、NICUで様子を見させてください。検査をします。」と言われました。

「NICU?元気なウチの子が?」突然のことでびっくりしましたが、そのときは頭も回らず、はい。とだけ伝えました。

 

その後、改めて夕方に時間を設けてNICUと子どもの症状について説明がありました。

基本的には特定の時間以外は深夜でも早朝でも会いに行けること。

一般的な新生児の平均の脈が120ー140。でも息子は90.80。ときに70台まで下がることがあり、1日モニターをつけ心拍などの動きを確認したいとのこと。更に血液検査して、レントゲンとって、超音波。CTもとって原因を調べたいこと。

 

そして1日の預かり、ときいていましたが、入院は数日の見込みと、頂いた紙にかいてありました。

 

説明がおわり、広い部屋にもどってきました。わたしにはここは広すぎました。

 

少なくても良いから母乳を届けてほしいと医者にいわれました。今まで「母乳とミルク混合で良い。無理はせず少量、出る分だけ与えられたら」という考えでしたが、この日から1滴でも多くいちたろうに母乳を飲ませてやりたいと思いました。頑張っている息子に会うために。

はじめて助産師さんに母乳マッサージを教えてもらい、定期的に母乳を搾乳するようになりました。

はじめてNICUにはいったときの印象は、薄暗く、モニターの音がよく響く、静かな環境。

ここは、いくつかルールがありました。入室時手洗い、消毒、マスク。荷物の持ち込みは原則禁止。

撮影は可能だが、スマホは電波が出るからダメ。デジカメなら良い。一応持ってきて良かったです。

ただし、動画はNG。抱っこは状況によりけり。

面会は父母のみ。例え身内でも祖父祖母姉弟はだめ。

部屋で当たり前にできていたことが、ここではできないのか…とこれもショックでした。

関連記事:呼吸が安定するまではずっと保育器内でのお世話。NICU入院中の子どたちとの接し方 by ウラク

NICUで初めて見た息子は、うつ伏せでタオルにくるまれ、たくさんの管でつながれていました。子宮の中を再現しているというそれは、とても落ち着くみたいでぴくりとも動きませんでした。

顔は隠れていてどれだけ覗いても表情は見えません。

生きているかはモニターで確認は出来ましたが、なんだかとてもせつなく心細くなりました。

 

夜、仕事を終えた主人と一緒に息子に会いにいきました。

私が見たときよりも元気そうで表情も見ることができました。

 

見ると両手の甲には、うさぎのしっぽのようなかわいい綿が。注射の跡処理でした。

 

部屋に戻り、「なんかだめだ。痛々しい。ああ言うのみると目がしょぼしょぼする。」と主人はつぶやいていました。

元気に生まれてきたのに、生産期だったのに、こんなことってあるんだな…。と思いました。

 

泣きそうでしたが、後ろ向きにならず前向きに、とひたすら気持ちを強く持とうと思いました。とにかくできることをしよう。

夜中も母乳を届けに行きました。すると、ふぎゃあああー。ああー。と響き渡る声。

ん?この声は…。やはりうちの子。

NICUに響き渡る大声でげんきに泣く息子。とにかくじたばたともがく。助産師さんにタオルでくるまれていました笑 徐脈も依然70までおちることもあり、SPO2も80になるときもあったのに。

赤ちゃんって儚いけれど、たくましい。そう感じました。きっと大丈夫だと、信じさせてくれる姿でした。

 

次の日の夕方。先生から検査の結果の説明をうけました。一晩見て徐脈はひどくならなかったそうです。血液検査では炎症反応なし。と言うことは、感染症ではないとのこと。

 

ただCTで脳の膜に出血が認められたそうです。え…脳の膜…?と驚きましたが、

「大丈夫です。経膣分娩のお子さんに見られることがあるんです。決して特別珍しいことでもないですし、治療も必要ではありません。自然と吸収されます。」とのことでした。

 

その後、GCUにうつり、後に退院が決まりました。

退院が決まった日は、「ようやく一緒に暮らせる。いつでも家族に会わせてあげられる。」と嬉しかったことを今でも覚えています。

当たり前だとおもっていたこと、決して当たり前じゃ無い。ありがたいことなんだと。

 

夜泣きがひどかろうが、うんちまみれになろうが、今、一緒に暮らせることが楽しいと感じています。入院が決まって、不安も大きかったけれど、気付かせてくれたことも多かった、この経験は絶対に忘れません。

 

そして今、生後2か月なのに、出生時の体重の倍以上の6キロを超える大きめ赤ちゃんに成長。NICUに入っていたのが嘘のように、泣いて笑って元気に過ごしています。

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著者:みねこ

アラサー。初めての育児。大変なこともあるけれど、想像以上に楽しい毎日を過ごしています。

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