「基礎体温」という言葉。おそらく「妊娠したい!」と思った方が、まず初めに聞くキーワードだと思います。
私も「妊娠したい!」と思い、病院に通い始めた頃、医師に「まずは基礎体温を2ヶ月くらい測ってくれないと何とも言えない」と言われてしまい、慌てて始めた記憶があります。
基礎体温は体の重要なバロメーターです。現在、10ヶ月になった子どもを授かるまでの基礎体温にまつわるお話をしたいと思います。
子どもを妊娠する前、私は夜勤のある仕事に就いていました。
そのため、寝起きの時間もバラバラ。当然、基礎体温もバラバラ。排卵も生理もよく分からない状況で、「こんなので妊娠できるのだろうか…」と、不安でした。
2ヶ月測ってもバラバラな状態は続き、不安は募るばかりです。
そこで、いろいろと調べてみると、「夜勤中に仮眠をとったとしても、2時間~4時間の睡眠が確保されていないと基礎体温は正確に測れない」ということがわかりました。
そこで私は、夜勤の時もできるだけ仮眠を取れるよう調整できる時は調整。できない時には測定を諦めることにしたのです。
すると、3ヶ月目あたりでだんだん高温層、低温層が分かるようになってきました。
排卵日が一番体温が高いという状態も4ヶ月目あたりで分かるように!
基礎体温をきちんとつけられるとタイミングを計ることができ、妊娠に一歩近づいた気がしてとてもうれしかったです。
そうすること早6ヶ月。
私は、妊活を開始して半年で妊娠したいと思っていたため、そろそろ焦りが出てきてしまいました。
「今日は排卵日2~3日前!」という日には、夫に声を掛けていました。
私は、自分が基礎体温を測る生活に慣れてきたので、夫にも排卵日に慣れてほしいと思っていたのです。
ですがある日、夫からこの声かけがプレッシャーになっていると言われたのです。
私は、自覚なく夫にプレッシャーをかけてしまっていたことに気が付き、反省しました。
夫にストレスを与えたいわけじゃありません。
タイミングをとることがプレッシャーになるのなら、まずはとにかく基礎体温も何も気にしないで過ごそう!と夫と決めました。
その間も基礎体温はきちんと測っておき、声かけはやめて排卵日あたりになったら、それとなく自分から誘い、夫に負担をかけすぎないよう心掛けることにしました。
ですが、夫が何も知らないのも悲しいと思い、共有していたスケジュール管理のアプリを使用し、タイミングの日を入力しておきました。
そうすることで自分から言わなくても夫は察してくれることもありました。そしてそれを決めてから2ヶ月。無事に妊娠することができました。
基礎体温は自分の体と向き合うためにとても重要なものだと思います。
ですが、頼りすぎてしまうとパートナーに負担を強いることになりかねません。程よく基礎体温と向き合い、うまく頼っていくのが大事だなと思いました。