赤すぐみんなの体験記


人の温かさ

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飲食店に勤務しております。初産で妊娠22週をすぎたあたりの出来事です。

通勤で時間がかかるものの、これも運動の一環としてと通勤も一駅分歩き、飲食店ではホールで働き毎日充実した日々を送りいつ頃産休に入ろうかな…そろそろお腹も出てきたしな…と考えてる時でした。

 

毎日仕事先のお店までは、素敵なお洋服のお店が連なってる館内を歩いて向かっておりました。産後こういう服きて赤ちゃんと歩きたいな…なんて、気分を弾ませていた時の事です。

前から歩いてきたおじいさんに「どけよ!デブが!」と言われてしまったのです…。

 

私の事なのか最初理解もできなかったけれど、周りを見渡してみると私しかいない。すごくすごくショックでした。

確かに自分ではお腹が出てきた認識はあるものの、周りには妊婦と気づかれることもありません。でもそもそも女性にそんな事言うなんて…と、その日は仕事をしてても頭からその言葉が離れず、周りは私の事そういう風に思ってるのかな。なんてネガティヴになるばかり。

帰りの電車でもどんなに悪阻が酷くて、どんなに立ってる事が辛くても席を譲って頂けた事もなかったので、慣れてはいたけど色々な事が積み重なって、もう何もかも嫌になっちゃって…。なんて悲観的な気持ちになってました。

 

そんな時、30代半ばくらいの男性が肩を叩いてきて「どうぞ、座ってください!」と座席から離れて立っていた私に声をかけてきたのです。その日はマタニティマークも何もつけていませんでした。

マタニティマークをつけていたとしても、どんなに辛くても座る事なんて出来ないし。とちょうど外した日でもあったのでとてもびっくりしました。

嬉しくて嬉しくてお礼を言うばかりの私にその男性は「良いんですよ!」と去って行きました。

これが最初で最後の席を譲ってもらった一回。忘れられない出来事です。

 

その男性にも妊娠中の奥様がいるのか、妊婦と気づかれもしない私、マタニティマークをつけてもいない私に声をかけてくださったその男性の暖かい気持ち。

仕事終わりで疲れてるだろうに…感謝の気持ちでいっぱいです。

著者:のんちゃん

予定日まで一カ月の初産婦です!

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