赤すぐみんなの体験記


薬だと思って口に押し込んでいた、質素&薄味の入院食。産後は…お祝い膳でももう無理! by pika

こんにちは、pikaです。3歳の双子男児を育てています。

双子の妊娠、管理入院中の食事のお話。
今回は、入院食にまつわるお話です。

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入院中は、「妊産婦食」という妊婦さんのためにきちんとカロリー計算された食事が提供されました。

バランスよく栄養がとれるよう計算され、デザートとして出されるのは「鉄分の付加されたお菓子」類。貧血になりやすい妊婦さんのために、パッケージに「Fe」と明記されたゼリーやウエハースなどが毎食ついてくるという気遣いぶり。

このような栄養満点の食事が文字通り「上げ膳据え膳」で3食出てくる、とてもありがたいことではあるのですが…

わたしはこの入院食が苦手でした。


全体的にどのメニューも薄味で質素。
おかずは少なく、白米はお茶碗たっぷり。副菜はあるものの、こちらも薄味。
メインのおかずがシシャモ2匹だった日は、同室のみんなで思わず苦笑したものです。

そんな訳で、どうしてもご飯が残ってしまいがちだったので、わたしは自前のフリカケを愛用しました。妊娠高血圧などで塩分制限があると使えませんが、フリカケには本当に助けられました…

お腹の双子を育てるためにと、半分「薬」だと思い、がんばって口に押し込む日々。

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ある日のことです。
いつもと変わりなく、談笑しながら朝ごはんを食べていると、それまで何ともなかったのに突然、ムカムカとした吐き気が。

これはまずいと思い、輸液ポンプのコードを引き抜き、点滴棒を引きずりながら急いでトイレへ。間一髪汚さずに済みましたが、食べた物は全て戻してしまいました。

 

本当に急な嘔吐におどろき、主治医に相談したところ、「胃が子宮に圧迫されているので仕方がない。小分けに食べるしかない」との回答が。

その日以来、「また吐いてしまうかも」と思うと、お腹いっぱいに食べるのが怖くなってしまい…

お気に入りのメニューの日でも、腹八分目でとどめておくようになりました。

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入院食は分割食(ぶんかつしょく)というシステムがあり、1日3回の食事を細かく分けることもできます。わたしの入院した病院では、朝食・補食・昼食・補食・夕食という具合に3食の合間におやつが出される1日5回の分割食がありました。

合間に出される補食は、パン1個やスイートポテトなど、小皿の軽食がひとつだけ。

同室の方が分食にされていて、10時と15時に小皿が配膳されるのが、意外と忙しそうに見えたので、わたしはマイペースに食べられるものを食べる方針でやっていました。

小袋に入ったパンやデザートなど、保管のできそうなものが出されたときは、とっておいて間食の時間に食べたり。それ以外では、差し入れでもらったものを食べたり。
妊娠糖尿病などの食事制限がなかったからこそできたことですが、「無理に全部食べない」と決めてからは気持ちがとても楽になりました。


それほど負担に思っていた入院中の食事。

帝王切開術後、はじめてくちにした重湯の美味しさは忘れがたいものがありますが、その後はお祝い膳も含め、まったく食べたいという気持ちになれず。

それまでお腹の中で育てていた子が外へ出たことで、わたしのなかの「食」という戦いは、しっかりと幕を閉じたのでした。

 

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著者:pika
子どもの年齢:3歳双子

2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。

ブログ:「ふたご絵日記

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