赤すぐみんなの体験記


マタハラ

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私は美容師。9年目のスタイリストです。

仕事ばかりしていたら、来年もう30歳になる歳になっていました。少しばかり焦りもでてきていました。

結婚して1年弱、会社でも、「子供欲しい」「子供できない」などの話はしていました。

 

そして、ついに待望の子供を授かり、不安いっぱいの私はとりあえず、店長であり、家族があり、唯一子供がいる男性スタイリストに報告しました。

 

元々、女性の妊娠に対して、女性の軽率さに対して、あまり良く思っていないスタイリストでしたので、私は少しばかり構えて、戦闘態勢で話を始めました。

 

「ご報告があります。この度、子供を授かりました。3か月です。ただ、私は仕事に対して、今来ていただいているお客様に対して、責任をもってやりきってから産休に入りたいと思っています。なので、パートにもならず、講習もそのまま講師も続けます。入客も制限しません。しっかり引き継ぎをしていきます」

 

すると、そのスタイリストは、こう言いました。

「いつ子供作るか言ってって言ったじゃん」

 

耳を疑いました。

.......授かり物なのに??

ずっと子供が欲しい。30歳までにはと、話していたのに。

 

そして、もう一言、、

「だから、女は自分達で自分達の地位を下げてるんだよ」

 

・・・ガシャン!!

心の壁が閉じた音がしました。

 

そのあとは涙がポロポロこぼれ、そのスタイリストが言っていた言葉は覚えていません。耳が全てをシャットダウンしたかのように。

 

世の中の全ての男性もお母さんの出産によって産まれて来ていることを忘れず、今、生きていることを当たり前と思わず、健康で、働けていることを当たり前と思わず、女性に対して、敬う気持ちを少しでも持っていただければいいなと思います。

 

著者:かおる

女性の働きやすい職場を作るのが私の夢です。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。