赤すぐみんなの体験記


不安しかなかった妊娠と仕事の両立。でも、自分にできることを自ら提案してみたら…

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2年間の不妊治療を経て授かった命に夫と「本当によかった、頑張ったね」と喜んでいましたが、妊娠しながらの仕事は私の思ってる以上に大変なものでした。

私の仕事は訪問をしながら自宅でリハビリをするので、体を使ってストレッチをしたり、体の大きな方を介助で移動したり、もちろん運転もありました。妊娠したのが12月であったことから冬道の運転で振動も激しく、できるだけゆっくりゆっくり慎重に運転していたことを思い出します。

私は、妊娠したからと言って周りには迷惑をかけたくない気持ちでいっぱいでした。同時に初めての妊娠だったため「こんなに動いて大丈夫なのか、こんなに力んでいいのか」など不安も感じていました。2つの想いに悩みながらも「仕事は仕事。しっかりやらなきゃ」といつも通りに動くよう心掛けていました。

お腹の張りを感じたのは、少しお腹が大きくなってきた妊娠15週ごろでした。仕事中にお腹が「きゅー」となり「これって張ってるのかな。気のせいかな」と最初は、いつもと違うけど張りなのかよくわからないといった感じでした。

しかし、徐々に「きゅー」っと同時にお腹がカチコチに硬くなっていき、回数も多かったため受診することにしました。先生からは「現状では流産の心配はないけど、お腹が張ったら張り止めを内服して横になって休んで下さい」と言われました。私はすぐに「仕事は続けていいんですか?」と質問しましたが、「負担のない範囲なら大丈夫ですよ」と曖昧な回答でその日は帰宅しました。

「負担のない範囲ってどういうことだろう。仕事的には力は使うし大丈夫なんだろうか」と結局どこまでやってよくて、やってはいけないのかわからず不安な気持ちだけが残りました。夫が「上司に現状を伝えてどうするか話合ってみよう」とアドバイスをくれたので、翌日相談することにしました。

上司にはお腹の張りの事、張り止め内服開始になった事、先生から言われたことを伝えました。人手不足もあり仕事量はそのままでしたが、介助量の多い方のリハビリの担当を他のスタッフへ変更してもらうことが出来ました。

それでも、お腹の張りは続き、張り止めも飲んでいました。張り止めを内服すると張りは落ち着きますが、いきなり重力を感じるくらい体が重くなります。頭痛も出てくるのでその状態での仕事は辛く、立っているのもやっとという状況で、家に帰るといつも「もう動けません。だめです」と夫に言ってました。

心も辛く「なんでこんなに辛いんだろう。ちゃんと赤ちゃん産めるんだろうか。赤ちゃんは苦しくないのかな」と涙していました。

そして張り止めを2週間内服して妊娠17週に入ったころ、先生に「張り止め内服したら動けなくなって、辛いです」と伝え、漢方に変更してもらいました。漢方になってからは副作用は減り、安定期に入ったこともあるのか気持ちも少しずつ落ち着きてきました。

仕事中のお腹の張りは続いていましたが、移動中や空き時間に休憩をとったり、自分から負担と感じた仕事があれば都度上司に相談するようにしました。上司からは「人それぞれの症状があると思うから、こちらとしてもどうしていいのかわからない。調整はできるが、出勤している以上正職員としての役割は果たしてほしい」との話がありました。

その言葉を聞いて「出来る仕事は沢山ある。私は、これまでやってきた仕事に対して負担が大きいと言うことしか言ってこなかった。事業所内の雑務などもっと事業所全体をみてやれることをしなきゃ」と感じました。

それからは、自分が負担に感じることを相談するだけでではなく、自分が出来ることや1日の動き方をこちらからも提案するようにしていきました。

こうして、お腹の張りがありながらも周囲のサポートを受け仕事をすることができました。はじめは、体も心も辛く不安を感じる日々で、妊娠しているからみんなに迷惑かけて申し訳ないと負い目を感じていましたが、上司の一言があったおかげで自分の出来る仕事を産休に入るまでしっかりとこなすことができ、とても感謝しています。

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著者:ぴよ
年齢:32歳
子どもの年齢:3歳

仕事と子育てを両立しながら日々奮闘、子供と週末遊べるのを楽しみに仕事を頑張っています。1人目は不妊治療をして授かりましたが、2人目もなかなかできず妊活中です。現在は、仕事の他にひめトレインストラクターとしても活動しています。

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