赤すぐみんなの体験記


妊娠中の恨みは一生忘れない!切迫早産で入院中、副作用で苦しむ私を嘲笑った夫

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妊娠21週の時、私は切迫早産で緊急入院となりました。
入院中は子宮収縮抑制剤を24時間点滴していたのですが、入院から3週間経った頃に突然、10分間隔の定期的なお腹の張りが現れました。
「お腹の張りが抑えられなくなっています。少し強い薬を新たに点滴しましょう」
強い薬…。産科医の言葉に漠然とした不安はあったものの、赤ちゃんを守るためには必要なことなんだと理解しました。

「これから使う薬はね、効果が高い反面、副作用がひどいのよね…」

助産師さんは、私の腕をとり、針をさせる血管を探しながら申し訳なさそうな顔をして言いました。
「へぇー、そうなんですか」

なんて笑ってみせたのも束の間。
針を刺し、点滴が流れてきてすぐに訪れた副作用は、想像を絶しました。

腕がちぎれるのでは?と思うほどの血管痛、異常なまでの喉の渇き、倦怠感、体の火照り、そして激しい嘔吐…。
「げぇ、げぇぇ!」と、何度も嘔吐を繰り返します。
しかも出てくるのは胃液ばかりで、呼吸がうまく出来ないほどの激しさでした。
少し吐き気がおさまった隙にトイレに行こうとするものの、目がかすみ、足に力が入らず、助産師さんの肩を借りなければうまく歩けないほどの脱力感。
未だかつて経験したことのない苦しさに、私の目から涙が溢れ出します。
そっと助産師さんがタオルで私の涙を拭ってくれました。

ちょうどその時、夫がお見舞いにやってきました。
助産師さんもホッとした顔をし、夫に「ごゆっくり」と言って、夫と代わるように病室を出ます。

夫の顔を見て私はとても安心し、新しい薬を使い出したことを話そうとすると…。
なんと夫が、私を見てプッと吹き出し、大笑いしたのです。


「なにその、しんどそうな顔!」

驚きました。

私は夫に「今日から新しい薬を使い始めて、その副作用がひどいんだ」と伝えました。

「えええ?!なんかお前のそのぐったり感、演技っぽいわー!わざとらしい!あははは!」

夫の言葉に耳を疑いました。

この人は一体なにを言ってるんだろう…?


ぐったりしている私を見て、夫は「大袈裟だなぁ」と何度も言った後、無言で携帯ゲームを始めました。
私は体がきつくて夫を怒る気にもなりませんでした。

そして20分もすると「じゃ、俺帰るわー」と言って帰って行く夫。

私は夫のあまりの態度に呆然としました。そして同時に自分でも驚く程の涙が溢れてきたのです。
大声で泣きわめきたい気持ちを抑え、まくらを自分の顔に押し付けて泣きました。
夫との赤ちゃん。精一杯守りたいと、必死に自分なりに頑張っているつもりだったのに、夫の言葉に悔しさと悲しさ、怒り、寂しさ…色々な感情が私の中でグルグルと回りました。

ひとしきり泣いた後は、「あんなやつに感情を振り回されるのはもったいない」と急に冷静になりました。元々夫は空気が読めなかったり、人の気持ちに鈍感なところがある人でしたが、それが今こういう形で思い知らされ、夫の人間性を改めて疑いました。

恐らく夫は忘れているだろうこの出来事。2年経った今でも私はあの日の夫の姿は鮮明に思い出すことが出来ます。
「女は妊娠中の恨みは一生忘れない」この言葉を身に染みて理解した体験でした。

著者:かつどん子
年齢:30代
子どもの年齢:4歳・2歳

男の子2人のママ。毎日元気に走り回っている2人を後ろから必死に追いかける日々。趣味はドライブと食べること。週末は美味しいものを求めて家族みんなでお出掛けしています。

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