赤すぐみんなの体験記


多目的トイレの悲惨な思い出。イヤイヤは「言い換え」で乗り切ろう! by なないお

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こんにちはなないおです。

大人一人で幼児や乳児をつれての外出って困ることがたくさんありますよね。

娘が2歳、息子が0歳の頃、子供たちをちょっと大きな総合病院に連れて行ったときのことです。待ち時間も長いしトイレに行きたくなりました。

<多目的トイレの思い出>

手を離せばすぐに消える多動の娘(当時は診断される前でしたが)とベビーカーの息子、どちらもトイレの外においておくわけにもいかず、多目的トイレを使い、ベビーカーごと子供たちと入りました。

「ちょっと待っててね」

子供たちに声をかけて下着をおろし用を足しはじめた瞬間、

カチャ

ちょ!!!まって!!!

娘がドアを開け脱走したのです。すぐに追いかけたいけども私の蛇口は全開、下半身も全開、おまけに多目的トイレのスライドドアも全開。

ああああああああ!!!まるみえーーー!!!

娘がーーー!!!消えていくーー!!

なまじ広いトイレなだけにドアまではとても遠くて手が届きません。

娘が消えてしまう心配と今この危機的状況をどうするかとパニック。

もうね、下っ腹に力をいれて高速でしぼり出し光速で拭いてばばっと下着をあげてベビーカー押してダッシュしました。流したかどうかなんて記憶にありません。後の人ごめんなさい。

娘はそう遠くへは行っておらず近くで見つかったのでよかったですが・・人の多い大きな病院で間違って外にでも出てしまったらと思うと冷や汗ものでした。もう多目的トイレはこりごり。うちの娘のようにダメと言っても興味がむけばGO!してしまう子供には危険です。

その当時はハーネス(まいごひも)の存在すら知らなかったのですが、このときはひものようなものでつないでおけたら助かったのに!と思ったものです。

ハーネスは賛否両論ありますが、うちの娘のように衝動性が高く一瞬で消える子にとってはもちろん、ちょっと活発なお子さんならいきなり飛び出てしまうこともあるでしょう。多くの子供たちにとって本当に命綱になるものだと思います。そして母のトイレ事情にとっても時に命綱になるはず・・。

それからはベビーカーだけは外に置いて、ベビー椅子設置のトイレに3人でぎゅうぎゅうになりながら入るようになりました。これなら狭いので鍵に手が届く!勝手にあけられない!

 

<ダメといってもやってしまう娘対策>

娘はダメと言ってもまったく無駄な子でしたし、やりたいと思った瞬間に体が動いてしまいます。後に注意欠陥多動性障害(ADHD)とアスペルガー症候群と診断されますが、小さいうちなら時折そういう面があるお子さんもいると思います。

一般的には2歳ごろはイヤイヤ期で、自分の意志がはっきりとし親の指示にはなかなか従わないお子さんも多いですよね。娘は未だ永遠のイヤイヤ期なので2歳だから特にというわけでもなく万年この調子でした。

ダメといって聞かないならちょっと作戦を変えてみました。

「母さんがいいよと言ったら開けてくれる?」

最初は待てずにトイレの鍵を開けようとするのですが、手で抑えてもう少し、10数えるまで待って!とゆっくり数えながら待たせます。

娘は待つことも苦手でしたし、待つといってもいつまで待つかわからないと待てないので数を数えて見通しをつけました。

そうすると徐々に待てるようになり、手で抑えなくても「いいよ」の声がかかってからカチャっと鍵を開けるようになりました。役割を与えられたことも嬉しかったようです。

 

<言い換えは魔法の言葉>

このときはまだ娘が発達障害であるとは知らなかったのですが、後に診断がついていろんな本などで勉強すると、肯定的な声のかけ方はとても大切と書いてあるものが多くありました。

トイレの件はたまたま声かけを変えることを思いついたのでうまくいきました。

例えば「走らない!!」では止まらない娘に「歩きます」といえば必ずではないですが、走らず歩くようになりました。これをしちゃダメは聞かないけども、こうしましょうなら聞いてくれることが増えていくのです。

「もう終わり」と言ってもなかなかやめられないので「あと○回やったら片付けます」に変えると切り替えしやすくなります。

なにか指示をするときは否定的な言葉を肯定的なものに言い換える。

たったこれだけで何度も言って聞かせてどうにもならなかったことがころっと変わることがあるのです。毎回うまく行くわけではないですが、今まで0割だったのがいきなり5割の打率になったようなものでした。

これは子供に診断がついてから療育や本で学んだことですが、もちろん一般のお子さんにも効果があることだと思います。大人だってダメといわれるよりはこうしましょうと提案されたほうが聞きやすいものですよね。子供だって同じなのです。

言い換えるのは最初はなかなかうまく言葉が浮かばず難しく感じるかもしれませんが、間違えて禁止言葉になっても、後でも思いついたら言い換えても大丈夫。少しずつやっていくうちに慣れてくるものです。イヤイヤ期の乗り切りに是非試してみてください。

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著者:なないお
年齢:49歳
子どもの年齢:娘11歳、息子9歳

発達障害を持つ子供たち二人を育てるシングルマザー。乳がんを患い治療中。頭の中をTwitterに垂れ流しながら復活の呪文をとなえています。

娘:明るくスパイシーなアクセル全開系女子。ADHD(注意欠陥多動性障害)、アスペルガー症候群。

息子:おだやかで刺激に弱いダジャレ数学少年。自閉症スペクトラム(広汎性発達障害

ブログ【うちの子流~発達障害と生きる】URL:http://nanaio.hatenablog.com/

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