母乳育児を目指していたものの、母乳の出が悪くミルク主体となっていた我が家の育児。
どんなメーカーのミルクも好き嫌いなく飲んでくれたので、価格の安いものを選んでいました。
それでも、毎月のミルク代は負担。
「なんとか安く抑えたいな…やっぱり母乳ってタダだし、いいなあ」などと思っていました。
離乳食が進む生後9ヶ月頃まで、通常の赤ちゃん用の粉ミルクを飲ませていました。
しかし、ママ友曰く「9ヶ月を過ぎてからは、離乳食の栄養を補うためのフォローアップミルクに切り替えても良いらしいよ」とのこと。
早速フォローアップミルクを探しに、行きつけのドラッグストアへ。
各メーカーのフォローアップミルクがずらりと並んでいます。
目を引いたのはその価格。どのフォローアップミルクも粉ミルクよりも1缶あたり600円程安いのです。
1ヶ月に5缶近く購入していたので、単純計算で約3000円もお得!
「これは、今すぐフォローアップミルクに切り替えねば!」と喜び勇んで購入。
帰宅後、赤ちゃんに飲ませたところ、普段と変わりなく飲んでくれました。
「しめしめ。これでミルク代も少し浮くぞー」とほくそ笑んでいたところ、異変が起こりました。
それまでどちらかといえば硬めだったうんちが、突然ゆるゆるになってしまったのです。翌日からは38度前後の熱も出てしまいました。
心配になり小児科へ。
先生の診察によると、のどの腫れや鼻水などの症状はないので、感染症の疑いは低いとのこと。
「何か最近変わったことはありましたか?」と聞かれたので、「ミルクをフォローアップミルクに変えました」と回答。
すると「恐らく、それが原因かな~。フォローアップミルクは粉ミルクよりも消化が悪い成分になっているので、体調が悪い時に飲むと下痢をすることがあるんだよ」とのこと。
いったん元の粉ミルクに戻して様子を見て、それでも止まらない場合は一時的に「乳糖不耐症」になっている可能性があるので、乳糖なしのミルクに変えるように指示されました。
すぐに粉ミルクに切り替えてみたところ、熱はすぐに収まりましたが下痢は治りません。
先生の指示通り、乳糖の入っていない粉ミルクを飲ませたところ、ぴたりと下痢が止まりました。
「うわー、私がミルク代をケチったせいだ~」と大いに反省。
1ヶ月ほど乳糖なしのミルクで過ごしてから、粉ミルクに戻したところ、異常なし。
ほっとひと安心しました。赤ちゃんの健康を損なった上に、結果的に割高な乳糖なしミルクまで購入する羽目になり、踏んだり蹴ったり。
「もう二度と、赤ちゃんの身体に関するものはケチらないぞ」と、心に決めたできごとでした。
著者:びーぐる
年齢:39歳
子どもの年齢:2歳7ヶ月
出産を期に専業主婦に。来春には娘が幼稚園児になるので、べったり一緒にいられるのもあとわずか。少しさみしく思う今日この頃です。
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