読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

赤すぐみんなの体験記


「可愛い私の赤ちゃん!」気分にならない産後直後の私、この先大丈夫!? by水谷さるころ

緊急帝王切開赤ちゃんを無事に取り出してもらった私。

お医者さんも看護師さんもビックリの冷静さで手術を終えましたが、ぐったりぐたぐたです。
私は姉の出産の立ち会いをしていて、姉が帝王切開だったので、大体どうなるのか知ってたのですが…。

 

帝王切開後は、大変なんですよね……

 

何かを計測するための体の色んな所からコードが出てるし、カテーテルもついてるし、酸素マスクもついているし…そして足にはめられるパワードスーツみたいな機械!


これはフットポンプといって、足の静血栓を防ぐ為に取り付けられます。
姉もつけていたので「ああ…私にもパワードスーツが…」と驚くことなく受け入れました。

 

出産が無事に終わり、ほっとして今の自分を落ち着いて見てみると

「思っていたよりも、大変だな」と思いました。


姉も出産後かなり辛そうでしたが、健康な状態が100だとして、

風邪を引いたりを出したりしてる状態が80だとしたら、

今は4550くらい

今まで健康そのもので大きな病気も手術もしたことがなかった私にとっては


人生で一番死に近いな
と思いました。

f:id:akasuguedi:20170307234606j:plain

帝王切開すると、その後は1日寝たきりです。


看護師さんが産まれた子の写真をプリントして枕元に立てかけてくれました。
麻酔も効いているし、術後は高が出るので薬も投与されて朦朧としつつ、写真を見て


「全然実感ないな〜」と思っていました。

 

ちなみに緊急帝王切開になった理由は、赤ちゃんのへその緒が首に巻き付いていたためなのですが…なぜこんなに医療が発達してるのに、それは事前にわからないんだろうな〜と思いました。


うちは不妊治療体外受精で妊娠したのですが

「医療の進歩すごい!」と思っていたし、

検診のたびにエコーを見て

「うわあ、すごいお腹の中の赤ちゃん見える!! テクノロジー!」

と感動していたのですが…

なぜ、へその緒が巻き付いてるのはわかんないんだろ〜?
そして、

対処法が手でお腹の中に戻す!!! アナログ中の、アナログ!!!
と、いうようなことを考えていました。

 

何にせよ、母子共に無事なのだから、結果オーライなのですが。
病院の先生、看護師さん助産師さん、スタッフ全ての方には感謝しかありません…!

 

朝に出産をし、昼過ぎに赤ちゃんが病室に運ばれてきました。
相変わらず頭は長いままでしたが、最初に見たときよりは丸くなったような気がしました(もちろんその後すぐ、退院するころにはだいぶ丸くなってました)。

それでも全然実感はわきませんでした。
この人が…わたしのお腹の中でボコボコ蹴っていたのか…。

 

「この人と、うまくやっていけるのかなあ」とか

「どんな人なのかなあ」とか……
正直気分は「自分のこどもに人見知り」でした。

 

妊娠したときも「うふふ、わたしのカワイイ赤ちゃん」とはならなかった私ですが
産んでみても「ううふ、わたしのカワイイ赤ちゃん」とはならず…

むしろ人見知り気分!

f:id:akasuguedi:20170307234614j:plain

経膣分娩の場合は出産当日から初めての母乳となりますが、帝王切開の場合は母乳は翌日からです。
私は「赤ちゃんがはじめて口にするのが母乳でなくて寂しい」みたいな気持ちは一切ありませんでした。
「ちゃんと病院にケアしてもらえてありがてえ…」としか思えないくらい、体力ゲージが死に近かったからです…。


付き添ってくれていた夫も帰り、赤ちゃんもいない手術後の夜。
に浮かされつつ、朦朧と寝ているときに


「あ、わたし久しぶりに仰向けに寝てる」
赤ちゃんはもう体の外なんだなあ」と思って
ちょっとだけ寂しくなったのでした。

翌日から寂しいとか言ってられない日々が始まるのですが!!!!

 

 

f:id:akasuguedi:20160725095654j:plain

著者:水谷さるころ
年齢:41歳
子どもの年齢:2歳

1976年生まれ。イラストレーター・マンガ家。女子美術短期大学卒。「30日間世界一周!(全3巻)」「35日間世界一周!!(全5巻)」「世界ボンクラ2人旅! タイ・ベトナム(全2巻)」発売中。×イチ同士の再婚で現在は事実婚。2014年に出産し男児の母。ブログ「マイル日記」を平日毎日更新中。空手弐段。

【新刊情報】結婚をして離婚。そして再婚に事実婚を選んだ、26歳から36歳までの体験を描いたエッセイコミック「結婚さえできればいいと思っていたけど」(幻冬舎)

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。