ゼクシィBaby みんなの体験記


最悪の状態で逃げ出さないために…。心の余裕を取り戻す「逃げアラーム&カード」 by うだひろえ

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私だって、最初から余裕がないわけじゃないんです。
心の余裕ゲージ、前日までの疲れを引きずってることもありますけど、大体の朝は、満タンなんです。

それが、「わがまま」「ムチャぶり」「やだ~」「できな~い」「いらな~い」「ちがう!」「ぼくの!」「あたちの!」「ギャーン」「ママーーー」と、ガリッガリ削られていくんです。

次第に笑えなくなってきて、イライラが湧き始め、言葉もキツくなり。
自分でもどうしたらいいのか、わからなくなってきて。
感情マグマの流れに押されて、抗うよりも身を任せた方がラクに感じます。

自分の体調や疲れ具合、子どもたちから受ける理不尽の量、夫の手助けなどによって、その日、臨界点に達するかどうか、異なります。
達する前に1日が終わって、ホッと胸をなでおろす日も、たくさんあります。

けど……避けられずやってくる、『どっかーん』。

「逃げたい」
真っ白になった頭に浮かんだのは、この4文字でした。

「全部ほっぽりだして、逃げたい。うん。逃げよう。『逃げるは恥だが役に立つ』って言ってたし」
ポケットに、財布とスマホと鍵だけ入れて、ふらりと外に出よう。
漫画喫茶に行って、20巻くらいで完結するマンガを一気読みして、小腹が空いたら適当に食べて、眠くなったらそのままうたた寝しよう。

マザーズバッグも持たないし、おしりふきも着替えの子供服もタオルもおやつも水筒もスタイもいらないし、キッズスペースの有無やお子様メニューの内容を確認しなくていいし、「おしっこ~」で行動を強制終了しなくていいし、眠くなった子どもを抱っこして歩く必要もないし!!!

と、ここまでグワッッ!!!と想像した時に、起こったこと。
私、チョロっとだけ、すっきりして、心の余裕がチョロっと回復しました。
生来の妄想癖が功を奏しました。

 

そして、少しだけ冷静に、考えることができました。
「ここで逃げたら、私はネグレクト(育児放棄)で捕まるのかな……?」
そうなった時の、子どもたちの顔。想像して……、思いとどまりました。

こうなってみて、はっきりとわかったのは、
「このままじゃあかん」。

次は、最悪の状態で、逃げてしまうかもしれない。
それは、避けたい。

今回は、妄想で現実逃避したら、心の余裕が少し回復して、最悪の事態を回避できました。つまり……。

早め早めの「ちょい逃げ」で「余裕の回復」を図っていけばいいのでは!?

いくつかの「逃げカード」を用意しておいて。(ちょっといいおやつ食べる、スマホゲーム数分やる、トイレに数分こもる、ラインで誰かに愚痴る、布団で横になる、妄想をする、等)

余裕100→余裕0の間、早め早めに、カードを切って。
そう!自覚しやすいのは、「笑えなくなってきたら」、ここにアラーム!!

これのいいところは、子どもたちもまだ余裕があるうちにできるので、比較的スムーズに「逃げ」を実行できるところです。

ギャン泣きカオスの中だと、意識飛ばして妄想するのも難しいですし、トイレに逃げ込んでも追いかけて来てドアバンバン叩いて泣き叫ばれて、余計追い詰められたりしますからね……。

 

そして、「カード」を持つことの、安心感
実際に紙に書かなくても、頭の中に2,3リストがあるだけで、頭の中が真っ白になっても、実行しやすくなりました。(私は念のため、手帳に書き出してリスト化しています)

子どもの年齢や状況によって、カードの内容は変わってきますが。
いくつかカードを用意してあれば、アレがダメでもコレがある、と安心してカードを切っていけます。

逃げるは恥かもしれないけれど……子どもの役には立つはず
育児からは逃げずに、【大変さ】からは「ちょい逃げ」して、心の余裕を回復させて進んでいこうと思います。

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著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:5歳と3歳

マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。5歳男児&3歳女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ 流し中。

website:http://umeyon.net
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