ゼクシィBaby みんなの体験記


初産の出産体験

初産だった出産体験(陣痛から分娩まで)を振り返ってみたいと思います。

 

出産は、私が妊娠前よりも20キロ増で出生体重も3,284gと大きめだったため、しんどいお産だったんだろうなぁと思います。ま、どのくらいしんどいかは、体験した本人にしかわからないんですけどね。

妊婦健診では『子宮口全く開いてないし産まれる気配もないね~』と言われており、産まれる気配が全くないことと赤ちゃんが大きいこともあって、約2週間後に計画分娩の日程まで決めさせられました。

 

里帰り出産で実家に居たため、遠くの自宅にいる旦那にも『まだまだ産まれる気配ないって』と報告をしていました。

この日の朝、トイレに行くと微量の出血がありました。

『お、まさかこれはおしるしっていうヤツでは!?』と思ったんですが、本当に微量だったし前日の妊婦健診で“産まれる気配が全くない”と言われていたので、そこまで気にしていませんでした。ですが、なんとな~く生理痛のような腰のあたりが重たい感じもあり、ボチボチ赤ちゃんに会える日も近づいてきてるのかな?と思っていました。

早朝、ひどい生理痛のような痛みで目が覚めました。トイレに行くと、昨日よりも出血の量が増えていました。

 

腰は重いしお腹も張るし、『もしかして陣痛が始まった!?』と思い、陣痛アプリで痛みの間隔を取り始めました。あきらかに、“キューン”としばらく痛みが続き、そのあと平気になる時間があり、また“キューン”と痛くなるといった感じだったので、陣痛なんだろうなと思っていました。

みの間隔が10分くらいっていうことを伝えると、『すぐに病院に来てください』と言われいざ病院へ!!

 

病院では、平日の診療時間中だったこともありたくさんの妊婦さんが待っていたんですが、優先的に診察室に通してもらえました。すると。。。

 

先生:『う~ん、子宮口まだ全然開いてないね。これじゃまだ産まれないよ~。産まれるときの痛みはこんなもんじゃないから。念のためNSTやってから1回家に帰ってね~』

と言われました…。

『すでに十分痛いんですけど!?これ以上痛くなるってこと!?』と、そのときの私は思っていたんですが、あの痛みじゃ産まれないよね…と今となっては思います。

 

そのときの痛みがどのくらいかというと…生理痛よりはあきらかに痛くて、でもなんとか自分で歩けるっていうくらいの痛みで、今考えると前駆陣痛っていうヤツだったんだと思います。

旦那にも『なんか、気のせいだったみたい…まだまだ産まれないって』と伝えました。

結局、痛みがなんとなく遠のいていき、産婦人科からの帰り道にスタミナをつけるためにカツ丼を買って帰りました。

 

その日の夕方、『今のうちにお風呂に入っとこ♪』ってことでお風呂に入り、浴槽の中で安産のツボと言われている“三陰交”というツボを押しまくりました。

今、逆子治療でお灸をしてもらっているツボですね。くるぶしの指3本分くらい上にあるツボです。このツボを押しまくりました!!

お風呂から上がり、晩御飯を食べたあとくらいからまた痛みが始まりました。

前日の夜から痛みが始まり、日付が変わって出産予定日当日になりました。

 

まだまだ15分や20分間隔なんですが、痛みがどんどん強くなっていきます。

 

痛みがないときは普通に会話も出来るし、お菓子を食べたりもできるんですが、痛みが来ているときは、ひたすら顔をしかめて痛みに耐えるのみ!!家族の誰かに話しかけられても、『ちょっと待って!!』と待ってもらい痛みに耐えていました。

そのままリビングで痛みに耐えながら、痛くないタイミングで睡眠を取ったりしていたんですが、午前2時過ぎくらいに『もう無理!!もう我慢できない!!』っていうくらい痛くなり、間隔も10分弱になっていたのでまた産婦人科へ行きました。

 

このときの痛みは、前日に産婦人科へ行ったときとは比べ物にならないくらいひどく、車に乗っているときでも痛みが襲ってくると、『お母さん、車止めて!!』と車の揺れすらも耐えれないくらい痛くなっていました。

夜中なので病院の電気はもちろん消えています。急患入口から中に入り、助産師さんから診察台に上がるように言われました。

 

助産師さん「う~ん…子宮口2cmっていうとこかな?ま、このまま病院に居てもらおっか。じゃあこれに着替えて」と、分娩用の手術着のような服を渡され、産褥ショーツに履き替えるように言われました。

 

子宮口2cmって…まだまだじゃん!!だって10cm開かないと赤ちゃん生まれないのに…まだまだ痛くなるってこと!??

この頃から、出血量もどんどん増えていきました。もちろん痛みもさらにどんどん強くなります。

 

陣痛時、痛すぎて叫んでしまう妊婦さんや暴言を吐きまくる妊婦さんもいるって聞きますが、私はひたすら無言で耐えるタイプでした。

 

母が付き添ってくれていたんですが、マッサージなんて全くしてもらいたくなかったですし、誰にも触れられたくないような感じ。遠方に住む旦那には、いちおう母が連絡をしていましたが、旦那にも来てほしくない!!と思っていました。とにかくそっとして欲しかったんです。

 

痛みが襲ってきたときは、枕の中に入っているプチプチしたビーズみたいなヤツをひたすら握りつぶしていました。

そんな感じで陣痛を耐えている間、何回か助産師さんが子宮口の開き具合を確認に来ました。

「あとどのくらいで産まれますか!?」

「う~ん…10時間くらいじゃない?

 

…10時間…。

 

この痛みがあと10時間も続くんですか!?誰かウソだと言ってください…!

 

朝9時頃になり、先生が様子を見にやって来ました。

 「う~ん、子宮口しっかり開いてないねぇ。。。今から破水させるから、昼前までに産んじゃおっか!!」

 「そんなことできるんですか!?」

 「うまく陣痛がくればね~。はい、今破水させたからさらに痛くなるからね~。あと陣痛を促進させるために、起き上がってあぐらでもかいて座ってて」

すでに死にそうに痛いのに、これよりさらに痛くなるなんて絶対無理だし、起き上がってあぐらをかくなんて死んでも無理!!ってか死ぬ…ってかもう死んだ方がラクかもしれない…

 

助産師さん「はい、じゃあ体起こすからね~」

 

そんな私の気持ちとは関係なく、体を起こされあぐらをかいてベッドの上に座らされました。もうこの時点で、体のどこが痛いのかわけわかってませんでした。

妊娠33週頃から里帰りしていたので、久々に見る旦那の顔。とりあえず、「久しぶり…」と一言謎の会話を交わし、さらに陣痛に耐えていました。

 

すると、ずっと便秘だった私は無性にう〇こに行きたくなり、尿意もあったんですが、必死でトイレに行っても怖くて何も出ませんでした。一緒に赤ちゃんも出てしまいそうで。。。

 

助産師さん「じゃあ、もうそのまま分娩室に行こうか。う〇こもおし〇こも全部出してあげるから。はい、歩ける??」

 「ちょ…ちょっと待ってください。今痛いです…」

 

陣痛の波が来ている瞬間は全く動けないので、波が去るまで待ってもらい、看護師さんと旦那に両脇を抱えられて分娩室へと移動しました。

「あなた、20キロも太ったんでしょ!?産道が狭くなってるから大変なお産になるよ~」と助産師さん。

…そんなこと、今言われてもしょうがないじゃん…と心の中で思いながらも、反論する元気なんて一切なく、ひたすら無言で聞いてるのみでした。

 

いよいよ、赤ちゃんに出会うために分娩台の上での戦いが始まります!!

入院してからは、ずっとNSTで使用する胎児の心拍とお腹の張りをチェックするモニターをお腹に着けているので、お腹が強く張り痛みがくると助産師さんもわかるようになっています。

私のお腹が張ると、助産師さんが

「そろそろいくよ~。はい、今いきんで!!そんなんじゃ全然ダメ!!もっと足で踏ん張って!!」

私は、前日からの痛みでほとんど寝ていない状態だったので、分娩台の上でも痛みの波がおさまっている一瞬で眠りにつき、痛みが強くなると目を覚ましていきむ、というのを繰り返していました。

 

途中、もう本当にきつすぎて、お腹の張りが来てもいきまずにやり過ごせないかなぁ…と思ったりもしたんですが、

「あ、今痛み来てるでしょ!?痛みが来たらちゃんと自分で教えてくれないとダメだよ!!赤ちゃん出て来れないよ!!はい、いきんで~」

…と、すぐにバレてしまいます…。もうこの痛みからは逃げられません…やるしかないんです。

よくネットなんかで出産体験談を見ていると、『赤ちゃんも頑張ってる、もうすぐ赤ちゃんに会えると思うと頑張れました』なんて書いている人を見かけますが、正直全然そんな気持ちにはなれませんでした…、そんなキレイなお話じゃ済まないです。

 

とにかく、「早くこの痛みから解放されたい…」のみ。もちろん赤ちゃんを早く抱っこしたい!!っていう気持ちはありましたが、何よりもあの痛みから逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。でも逃げれないし。やるしかないし…。

私の場合は、本当にそんな感じでした。

 

先生が「調子どう??産まれそう??あら~、またえらいざっくり裂けたね~」

と言っているのが聞こえました。

裂けた!?裂けたってどこが!???どこが裂けたの?まさかお尻??

先生が「ちょっと切るからね~」プツン、プツン!!

もうね、体中が痛すぎて何が起きてるかよくわからない感じだったんですが、間違いなくあそこがハサミで切られた間隔がありました。私の記憶する限り、中心の右側と左側の2ヶ所の会陰切開をされました。麻酔なんてしてませんよ!!でも全然痛みは感じませんでした。それ以外に痛いところがありすぎて、それどころではありませんでした。

 

「頭見えたよ~。はい、力抜いて!!もういきまないで!!」と助産師さん。

 突然、力を抜くように言われ、力を抜いた途端に赤ちゃんの泣き声が聞こえました。

「おめでとう!!元気で大きな男の子だよ~!!!!」

え??産まれた?私の赤ちゃん??本当に?全然信じられなくて、自分のお腹を触ってみました。

「お腹が大きくない!!本当に産まれたんだ~」

 

その瞬間、私も『うわ~ん!!!!』と泣き声を上げたんですが。。。なぜか涙は全く出てきませんでした(´ω`。)グスン もうね、痛みがすごすぎて涙すら出なかったみたいです…。

赤ちゃんは、きれいに体を洗ってもらい分娩台の上ですぐに抱っこさせてもらいました。

 

私が赤ちゃんを抱っこしている間、足元の方では先生が着々と傷口の縫合を開始していました。麻酔の注射をしてから、傷口を塗っているようでした。

これがもう、痛いのなんのって!!!

赤ちゃんを抱っこしてるので体を動かすわけにはいかないし(←おそらくそれが狙い?縫合の痛みに集中せずに済むように、ずっと赤ちゃんを抱っこさせられてたのかも?)ひたすら耐えてました。

 「いたっ!!!いたたたたたたたた!!!!先生、すっごく痛いんですけど!!」

「じゃあ、もう少し麻酔足してあげる。傷口が深いからしっかり縫わないとね。ガタガタの傷跡になるのイヤでしょ!?」

「それはイヤですけど。。。」

「じゃ、もう少し我慢ね!」

 激痛に耐えながら、こんな感じのやり取りが何度繰り返されたか…ようやく縫合が完了し、分娩室の外で待っていた旦那と私の両親が分娩室に入って来ました。

 

旦那は、「お疲れさま!!頑張ったね!!」と言って頭をポンポンとしてくれ、その瞬間に分娩直後には1滴も出なかった涙が出てきました。

著者:ポッター

初めての時の話です

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