ゼクシィBaby みんなの体験記


また流産しちゃったら…と喜べなかった私。「産みたい」と強く感じさせてくれた胎動

f:id:akasuguedi:20160828203414p:plain

私達夫婦は結婚して6年目。

結婚して、すぐに子作りを始めました。

 

中々、簡単にはいかないなぁと、毎月の生理にがっくり。

そんな中、結婚から約8カ月後に生理がこない!

調べてみると、そこには待ちに待った陽性反応!

喜びと、これからの生活がどう変化していくかという不安を感じつつも、ワクワクした気持ちでした。

 

9週頃。激しい腹痛と、とまらない出血。

まさかでした。

流産はめずらしいことじゃない、なのに、自分にかぎってはないと思っていたのです。

子宮に残ってしまったものを掻き出す手術を受けました。

 

手術までの間、待っていた病室。

そこには、今まさに出産という状態の妊婦さんが2人。

カーテン1枚の向こうでは命の誕生をまつ人がいる。

同じ空間。同じ場所で、私は流産の処置。

つらかった。苦しくて、でも泣いてるの気づかれないように声を殺して泣いた。

術後、麻酔がきれた私の耳に入った声は、

「○ ○さん、赤ちゃん今連れてきますね」

という看護士さんの声。

もちろん、私にむけられたものではない。

カーテン1枚むこうの産婦さんにむけられたもの。

地獄だった。空っぽになってしまった自分。すぐそばには、誕生した命。

声を押し殺して1人で泣きつづけた。

 

その日から2年。まったく授かることはありませんでした。

どうして?なんでだめなんだろう?

そう思い始めた矢先、遅れる生理。

 

流産から2年、授かる事ができたのです。

嬉しかった。同時に、「また流産してしまったら…」とよぎる不安。

いや、さすがに2度はないと根拠なく自分に訴える。

…が、悲しくもまたもや流産

 

そして、また全然授かることもなく月日だけが過ぎてゆく。

周りはみんな出産していく。

周りと比べて、泣くこともたくさんあった。

人の言葉に傷つき苦しい日もたくさんあった。

勇気をだして、不妊治療へ。

調べていく中でまたもや、まさかの事態。

男性不妊を言い渡されてしまった。

 

顕微授精を勧められたが、そんな現実を受け止めるには少し時間がかかった。

後悔しないために、諦めたくなくて夫婦で不妊治療を頑張った。

が、なかなか結果は出てくれず。

 

私達は子供には縁がない人生なのだろうかと、少しずつ受け入れなくてはならないのかと思う日々がつづいた。

あいかわらず、周りの妊娠、出産報告に精神は振り回されつづけた。

 

こどもをのぞんで5年、2回目の流産から丸2年がたとうとしていた、2016年の1月。

なんと、信じられないことに授かることができたのです。

 

でも喜べなかった。

また流産しちゃうかもという不安に心がおしつぶされそうだった。

 

1番流産しやすい時期を過ぎても不安ばかりで、喜んだだけ後がつらいと、ずっと「だめになるかも」という思考で頭はいっぱい。

 

そんな中、初めて感じることができた胎動。

あぁ、私の中でこの子は一生懸命大きくなってくれていたんだな。

生きてるんだな。

生きようとしてるんだな。

 

育たないかも。生きてるこの子を私は産めないかも。

そんなことばかり思っててごめんね。

 

あなたの生命力を信じられなくてごめんね。

周りにも報告するのが怖くて、あなたの存在をいつまでも報告しなくてごめんね。

 

私は、あなたに会いたい。

生きてるよ、元気だよってアピールしてくれたあなたに。

産みたい、あなたを抱きしめたい。

 

今、9カ月に入り、臨月まであとわずかになりました。

毎日力強く感じる胎動。

 

ありがとう。

私達のところへきてくれて。

ありがとう。

お腹に感じる、あなたの命。

 

こんなにも大切なもの、こんなにも大切な時間を与えてくれて、本当にありがとう。

 

生まれてくる日まで何があるかは分かりませんが、わたしは信じたい。

元気に泣くあなたの誕生を。

 

ありがとう。

顔をみて伝えられる日がきますように。

段々、痛くなる胎動を愛しく思いつつ、その日を待っているね。

著者:タムラ

体重管理と便秘に振り回されつつ日々を過ごしています。

あっという間の妊娠期間。生涯の中でこんな貴重な体験ができるなんて。感謝。1日1日を大切に過ごします。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。