赤すぐみんなの体験記


なぜ眠ってるの?!なぜやってくれないの? 理想の夫と現実の夫、苛立つ私が見ていたのは… byイシゲスズコ

f:id:akasuguedi:20160914202010j:plain

こんにちは、イシゲスズコです。今日は夫婦関係のこと。

20代での結婚妊娠出産、戦場だった我が家と抱え込んだ私

夫と結婚してから12年、結婚してからすぐ長男を妊娠し、出産。そこから翌年に次男、その翌々年に娘、そして今5歳の末っ子三男。

私と夫の結婚生活のほとんどは2人暮らしではなくプラス乳幼児がいる状態です。

私は産前からデザイン関連のデスクワークがメインの仕事を続けており、夫は建設関係で現場に出向いて作業することも多い仕事をしています。仕事を続けながらの複数の乳幼児コミの暮らし、当時の我が家は戦場でした。

まだ20代半ばだった私は知識も乏しく、目の前のリモコンを取るときにすら台所の義母を呼ぶような家庭で育った夫ととうまく連携を取るスキルもなく、目の前にどんどん増えていくタスクを自分でこなすのが精一杯。もともとの性格もあり人を上手に頼ることもできずに自分で抱え込むばかりでした。

 

細切れ睡眠のストレスが爆発した夜

うちの子供たちは4人とも授乳している間は眠りが浅く、ミルクを足そうにもアレルギーがある子もいたりうまく飲んでくれなかったりで結局長く眠れない日々が長く続きました。

上の子たちも含めて寝かしつけながら一緒に寝落ち、やっとうとうとしたと思ったら泣き出す子供、薄暗い部屋で重い体を起こして泣いてる子を抱っこして、目線の先には溜まった洗濯物、ドアの向こうの台所には洗い物がシンクに残ってるはず…

洗濯物にため息をついて目線をずらした先には、気持ち良さそうに眠っている夫の姿がありました。

なんであなたは眠ってるの?私は寝られないのに…!

 プチッと何かが切れた気がしました。

ポロポロと涙がこぼれて来て、夫への怒りや嫌悪がわーーーっとわき上がって来たのを覚えています。

どうしてやってくれないの?

寝ている夫に、思うように手伝ってくれない夫に、私はいつも苛立っていました。

 私の思うような形で子供に接してくれない、私が言葉にする前に大変さを察して先回りして動いてくれない、私が大変そうなときに労ったり、言う前にさっと肩代わりしたりしてくれない…

反して雑誌やネット上には育児に積極的に取り組み、自主的に家事を負担してくれる父親の姿がそこにありました。なんで夫はそうじゃないんだろう、なんで夫はそんな風に動いてくれないんだろう…

なぜ…!!!

ボロボロの状態でその「なぜ」の答えがわからず、うまく夫と話し合うこともできずに子供たちのお世話に追われる日々が続きました。

 

夫と話ができた日

だいぶ精神的にも落ち着いて来たあるとき、ふと夫と冷静に会話ができたことがありました。

「睡眠時間を長くとりたいのは睡眠不足で現場に行くと危険だから(そりゃそうだ)。家に帰るとすぐごろっとしちゃうのは元々よくない腰の具合が悪い日があったり、暑さで中症気味になって帰ったりする日も多いから。でもこれはやってって明示されてることがわかってたらやれると思う…」。

 

ゆっくり話して見えてきた、本当の夫

あぁ私には夫自身がどんな仕事をしているのか、彼の体調がどんななのか、全く見えてなかったんだなぁ…と。

自分がしんどい、自分が大変、自分がたくさん抱え込んでる、そればっかりにとらわれて夫自身をちゃんと見てなかった。

私が見ていたのは、色々な媒体から自分が得た情報をもとにした「理想的な夫として父としてあるべき像」。目の前にいる夫そのものをちゃんと見てはいなかったんです。

 

夫を見つめ直す過程で見えてきた、本当の自分

ありのままの夫とどうやって家庭の中で連携していこうか、それを考える過程のなかで見えてきたのが、無理をし過ぎていた自分の姿でした。

夫に理想像を突きつけていたのと同じように、私は自分自身にも「母親だからこれくらい自分でやらないと」「親なんだからこれくらい私と夫で解決しないと」と考えていたように思います。 そして「親なんだから」と抱え込んだものが自分の理想通り夫に振り分けられないと自分で抱え込み、爆発してしまう。それが、あの夜に涙と一緒にせきを切って自分から溢れ出してきた、限界を知らせるサインだったのだろうと思います。

 

ありのままの夫と私と

夫と自分自身のキャパや現状を意識しながら生活するようになってから、夫との摩擦も自分のストレスもずいぶん減ったような気がします。

それまで無理をして抱え込んでいたことも積極的に夫や夫以外の人にお願いをする機会も増えました。 私が理想像を叩き付けることをやめようと意識したことで、夫も家事や育児へのハードルが下がったようです。できる範囲内ではありますが色々と手を出してくれることも増えつつありますし、PTAなど自分が得意とする分野で子供たちのために活動してくれる側面も出てきました。

 

あの夜のことは、今もたまに思い出します。

薄暗い部屋で泣いていた私がときどき現れては、つい理想を夫や自分にあてはめそうになる私のシャツの裾をピッと引っぱってくれる。

私の抱く理想ではなく、ありのままの私と夫とが暮らしているのだということ、それを時々思い返しながら子供たちと一緒に楽しく生きていくためには、とあれこれ考える毎日です。

>>>次回のエピソード:「おかあさ~ん!」あれこれ訴えてくる子が一番求めていること 〜あいづちとオウム返しで「聴く」〜

f:id:akasuguedi:20160810143351j:plain

著者:イシゲスズコ
年齢:38歳
子どもの年齢:小6・小5・小3・5歳

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。