赤すぐみんなの体験記


陣痛中に血圧が上がり急遽帝王切開へ!半ばパニックでフルコースを味わったお産

妊娠中は悪阻すら殆ど無く、母子ともにとっても順調な経過で、快適な妊婦ライフを過ごさせてもらっていました。

39週目に入った頃からは、前駆陣痛を感じる回数も増え、「今日なのかも?!」と毎日出掛けるのにもソワソワして…

 

しかし、予定日を過ぎても何の予兆もなく… 1週間を過ぎたところで、担当の先生から、促進剤を使って赤ちゃんを出してあげましょう、と提案されました。

「それが赤ちゃんのためなら!」と何だって受けて立つ覚悟で入院したのが、40週と6日。病院に着くとすぐに、NSTと診察がありました。すると先生から、

「子宮口、4㎝開いてますよ!陣痛、来てるでしょ?!このまま早ければ夜には生まれるかもですね!」

との診断。

事前に、バルーンの挿入も覚悟するように言われていたので、ほっと安堵しつつ、そのまま陣痛が進むのを待ちました。

 

入院してから5時間が過ぎ、そのうち日付も変わり、隣の分娩室からは産声が…また別の部屋からも産声や喜びの声が聞こえ、励みになる半分、私の方がずっと先に居るのに…なんて羨ましくもあり、付き添ってくれる主人とひたすらその時を祈りました。

10分~7分間隔で陣痛に耐え続けるも、12時間が過ぎ… 定期的に先生が確認してくれるものの、なかなか進まない。

いや、寧ろ陣痛の間隔が遠のいていき、気付けば眠ってしまっていたほど。

 

翌朝、先生からは思いがけない診断が。

 

「実は血圧がどんどん上がってきていることが心配です。促進剤を使って、陣痛を強めることも出来ますが、それでも何時間後に生まれるかは分かりません。帝王切開に切り替えることも検討してみませんか?」

 

え?!

血圧がどんどん上がっている?!

 

血圧が高いことなんて、検診中一度も無かったのに?!手術なんて嫌だ!ヨガにも通って、呼吸法だって散々練習してきたんだから絶対大丈夫!!頑張るから!!!

と、既に陣痛に苦しむ私を見兼ねている主人を必死で説得し、促進剤を注入。

 

しかし…

 

本当の陣痛はまだまだ、そこから更に激しさを増していくものだったのです…

促進剤を打ってからは、背中を押されても、どんな体勢に変えても苦しくて、何が何でも痛くて!!!

もう、思い出すのも恥ずかしいくらい、「ギィヤァァァ~~!!痛い~~!!無理~~!!」と何度泣き叫んだことか。

心配して駆け付けてくれた母が握ってくれる手が、どんなに温かかったか…

辛い…苦しい…

促進剤を打ってから2時間が経ちましたが、それでもまだまだ先は長い様子で…

 

とうとう、先生から「これ以上は、母体に後遺症が残るなど、リスクを伴う危険があります。」と最後通告。

主人に説得され、泣く泣く手術を受け入れることになりました。

 

手術を決意したものの、痛みにめっぽう弱い私は麻酔を打つことすら、もう辛くて、涙が止まらなくて…

手術も怖いし、

「麻酔で眠らせてください!」

と訴えるも、

赤ちゃんの産声が聞けなくなってもいいんですか?」

なんて言われると、それも嫌だ~~

助産師さんたちも、いったい何人側に付き添ってくださったのだろう?

みんなで励まし、局部麻酔を打つためにも数人掛かりで押さえられていました。

 

決心したものの、既に半ばパニックに…

「麻酔が効いているかの確認ですが、ココは冷たいですか?ココはどうですか?」

と聞かれても、もはやどこを触られても、麻酔が効いてる気すらしない!

仕舞いに痺れを切らした先生も、「始めますね~」と。

皮膚が引っ張られる感覚に、更に恐怖が増し… 付き添いの助産師さんが手術の様子を説明し始めるので、 

 

「もう知りたくないです!何か違う話をしてください!!」

 

なんて突っ掛かり、(汗)

 

また優しい先生は真面目に、

 

「お子さんの名前は決めてるの?」

「どんな漢字?」

 

なんて会話してくれるもんだから、

 

「あぁ~~ そんなの今考えられません!! (怒・泣)」

 

って、自分から無茶振りしておいて本当に失礼な、看るに堪えない患者だったでしょう…

それでも冷静に手術は進み、

 

赤ちゃん、出ますよー!!」

 

ほんと、ドラマのとおり!

 

産声が聞こえ、間も無く赤ちゃんを見せてもらうと、不思議と涙が溢れていました。

あの感動は、どうしても上手く言葉になりません。今でも思い出すだけで、胸がくなります。

3210gの元気な女の子でした!

 

手術後は、お腹の傷も痛むし、暫くの間は立つことすら恐々でした。

初めは母乳も上手く出なくて、寝不足で身体もボロボロ… マタニティブルーってこのことかしら…なんて、落ち込むこともありました。

 

それでも、毎日コロコロと表情を変えながら一生懸命な娘を見ていると、ほんっと~に不思議!とっても幸せな気持ちになります。

 

出産費用は、想定していた金額よりもかなり上がってしまったな… なんてちょっと怯えていましたが、これも予想に反した結果に。

高額医療費制度が適用され、大きな差はありませんでした。

さらに、使うことあるのかな?なんて半信半疑で妊娠前に加入していた保険のおかげで、お見舞い金を受け取ることができたため、結果的に普通分娩よりも安く収まっていました!

 

もし2人目ができたら、同じ病院で出産するには、最初から帝王切開での出産になるそうです。

それでもきっと、今なら迷わず頑張れます!

寧ろ、計画的に出産できるなんてラッキーなのかも?!なんて思えるようになりました。(笑)

 

著者:ゴヤ

極度の怖がりで、そんな自分が出産なんてできるのか?!本当に不安で仕方がありませんでした。採血ですら、まともに目を向けることができず… 入院中の点滴は、針が見えないようテープでぐるぐる巻きにされたほど。残念なことに、血液型もRH-であるために、妊娠中は人よりも注射の回数が多く…今回の出産を乗り越えて、まさに一回り大きくなれた、情けない31歳です。

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