赤すぐみんなの体験記


[矢沢心さんインタビュー 第1回]2人育児ますます忙しく…隙間時間を自分のために上手に使っています

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不妊治療流産を乗り越え、2012年6月に念願の第1子を出産した矢沢心さん。2人目のお子さんの妊娠が判明したのは、上のお子さんが2歳のとき。思いもよらぬ形で判明した自然妊娠は、矢沢さんにとって大きな喜びとなりました。今回は、第2子妊娠中から出産後の2人育児についてのお話を伺います。

<<夫:魔裟斗さん編はこちら>>

2人目の妊娠判明、前置胎盤で無理ができなくなり…

――2人目のお子さんの妊娠が分かったときの心境を教えてください。

自分自身が肺炎になったり、風邪をこじらせたりして体調が悪かった時期だったので、今後のために検査をしようとしていたときだったんです。検査の前に病院で「妊娠のセルフチェックをしてください」って言われて、したんですけど妊娠反応はなくて。それで血液検査をしたら、「結果から言いますと妊娠しています。おめでとうございます」って言われたんです。「え、私が!?」っていう驚きが第一で。その次に、「こんなことがあるんだな」と思って自然に笑みがこぼれました。その次に、「でもまだ素直に喜べないな」と。長女のときもそうですけど、簡単には喜べないなっていう思いですね。3つの感情がドンドンドンって押し寄せてきました。

 

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――妊娠中のトラブルはありましたか?

胎盤が子宮口の近くにある「前置胎盤」だったんです。胎盤の位置が通常より低めで、妊娠6カ月くらいのときに出血をしたので産院に行ったら、「鮮血だし量も多くて、あまりよくない状態です」っていう診断でした。でもまだ上に移動する場合があるから様子を見ましょうということで、張り止めの薬を処方していただいて。お医者様から、ぜったいに無理はしない、抱っこはやめましょうということを注意されました。やっとつわりが終わって、夏を楽しもうっていうときだったんですよ。

 

――お子さんとのスキンシップを大切にしている矢沢さんにとって、抱っこができないことは辛かったですね。

長女には、「抱っこをするとお腹の赤ちゃんが苦しいみたいだよ」っていう説明をして。抱っこができない分、ギューって抱きしめるのと、言葉かけと、補えるところを一生懸命探してやっていました。お腹の赤ちゃんも守らなきゃ! 長女の精神面も守らなきゃ! って、もちろん自分のこともですけど。

 

――そこはやっぱりは魔裟斗さんのフォローがあったのですか?

ありましたね。2歳だとちょうど走れるようになる時期で、あっちに行ったりこっちに行ったりするじゃないですか。でも私は安静にしていなきゃいけないので、公園とか長く行かれないんですよ。何かがあったときにサッと手を出したり、走って追いかけることができないので。代わりに主人が仕事の前と後に長女を公園に連れて行ってくれて。それも「自分が行きたいから行ってるんだよ」って言ってくれるんです。私の気持ちに負担をかけないようなヘルプをかなりしてくれました。

 

――家事はどうしていたんですか?

洗濯物はたくさん持ったりできないので、ハンガーやピンにかけて持って行ってもらったり、スーパーの荷物も重いものはお腹が張って出血につながるので持ってもらったり。前置胎盤って心も体も元気なのに、お腹が張ると出血しやすくなるんです。長女の場合は、すごく張ってるとか、やわらかいとか、分かりやすかったんですけど。次女の場合は、そんなにお腹が張っている感覚がなくても出血をかなりしたこともありましたね。

 

――妊娠は、自分が経験してみないとわからないことばかりですよね。

ほんとそうなんです! 妊娠トラブルなんて当たり前だったんだとか、ただ妊娠して出産するだけじゃない物語がそれぞれにあって。お母さんというのはそういう経験をひとつひとつ自分で乗り越えて、お母さんとして、ひとりの女性として成長していくんですよね。結婚したら女の人は強くなるとか、出産したら強くなるって言うけど、そうならなきゃいけない存在なんだなっていうのはすごく思います。

 

――妊娠、出産を通じて強くなっていくということでしょうか。

ほんとに。くじけている場合ではないし、できないなんて言えないし、相談するばかりじゃなくて自分の中で解決できることはしていかないといけないし。そういうことが女性のやるべきことなんだなっていうのを感じました。それを経験させてくれた長女と次女には感謝です。「生まれてきてくれてうれしかったよ」っていうのは、娘たちが大きくなっても伝えていきたいことですね。

 

2人育児ますます忙しく…隙間時間を自分のために上手に使っています

――3歳と1歳の娘さん、2人育児というのはどんな感じなんですか?

夕方の17時頃から寝かせるまでの時間は、もう闘いです(笑)! 「自分は意外とこんなことできちゃうんだ~」って思いながらやってますけどね。娘たちがテレビやビデオを見ている少しの間に夕食の準備をして、娘2人と一緒にお風呂に入りながら楽しく遊んでおしゃべりして、上がって、洋服を着せて、髪を乾かして、耳そうじして、クリームを塗って、「はい、次はごはん! 上に行くよ~!」って。お風呂上りですぐにごはんが食べられる流れができている日は気分がいいんですけどね。できていない日は「ハァ~……しっちゃかめっちゃかな1日だったな~」って(笑)。そうやって大変なこともありながら、でも毎日楽しく家事育児をしている感じですね。

 

――お子さん1人と2人では、生活がぜんぜん違いますよね。

いやもう、とにかく自分の時間がないので。長女ひとりだけのときは、例えば、長女が眠っている間に髪の毛を染めたりできたんですけど。今は主人が美容院に行くときに一緒に行ったりしています。ネイルサロンに行きたいと思っても行けないですし、行けたとしても外すのに時間がかかりますからね。そういう意味では美容のケアやジムでトレーニングする時間はほとんどないです。長女だけのときにあった時間を今は次女に使っているので、自分の時間もまったくないですね。どうにかして作っていかなきゃいけないんですけどね。

 

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――自分の時間がない中、どうやってモチベーションを保っているのですか?

自分の時間がないことをいかに楽しむか、ですね。子どもを預けて時間を作るべきか悩むところですけど、私は3歳まではなるべく一緒にいたいと思うんです。3歳以降はなかなか抱っこをさせてくれなくなるだろうし、お友だちとの遊びを優先するようになるだろうし。本人にやりたいことが出てきて、きっと家族で遊ぶ時間はこれからなくなってくるでしょうからね。幸いにも私たちの仕事はうまく時間が作れる職業なので、だったらこの時間を大切に、いっぱい愛情をあげたいなって。自分の時間はいらないなって思えるようになったのは、自分の気持ちの成長として大きいですね。

 

――お子さんが2人になって、気持ちを切り替えたのですね。

今までは「それでも私は行きたい」「私はこういうことをしたい」「この仕事をしているからこういうふうにしたい」って思っていたんですけど。でも、これが今の自分の育児スタイルなんだから、それでいいんじゃないかなって納得できるようになりました。ネイルサロンに行かれなくても自分で爪を切ったり磨くことはできるし、今はすぐに乾くものも出ているし。やっぱり人前に出るお仕事をしているから、最低限やらなきゃいけないことはしています。

 

――具体的にご自身のケアとしてどんなことをしているんですか?

考え方としては、体の内側からのケアですね。主人も子どもも食べることは共通していて、体にいいものをとり入れなきゃいけないのはみんな一緒じゃないですか。そこを大事にしていれば、肌のトラブルがなくなるし、体調もよくなるんですよ。次女もそれで私のお腹に来てくれたのかなぁって思います。前は皮膚科に行ってケアしていたことも、今は行かなくても食べ物で内側からケアができていますし。次女を抱きながら階段を爪先立ちで歩く、ということもやっていますよ。ジムでトレーニングができない分、そういう生活の中のちょっとしたことをうまく使って、自分のケアをしています。自分でできること、やれること、そして内側から戻すことをやる! ですね。

矢沢心さん

東京都出身。1981年生まれ。女優、タレント。映画からドラマ、バラエティーまで幅広く活躍。2013年に、自身の不妊治療経験を綴った著書『ベビ待ちゴコロの支え方 あきらめない妊活、31のコツ』(主婦の友社)を出版。夫の魔裟斗さんと夫婦でパーソナリティーをつとめるラジオ番組『笑顔のミナモト』(ニッポン放送、毎週木曜21:00〜21:20)を放送中。

矢沢心オフィシャルブログ「コロコロこころ

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。

撮影/山仲竜也(Q+A) スタイリング/中井綾子(コンテンポラリー・コーポレーション) ヘアメイク/サユリ(ヌーデ) 構成/相馬由子 取材・文/依知川亜希子 

[衣装]
ワンピース(RICORDI)¥17000、ピアス ¥12000、バングル〈太〉¥20000、バングル〈細〉¥9000(以上3点ete)
問い合わせ:RICORDI...03-3400-1013/ete...0120-10-6616