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災害対策マニュアル >><7> まず自分自身をいたわろう。震災後の「心の疲れ」

まず自分自身をいたわろう。震災後の「心の疲れ」

原発事故への不安や恐怖、物資不足や停電の影響……。ママにとっては不安な日々が続いています。
毎日テレビや新聞を通じて報道される被災地の実状に心を痛めている人も多いでしょう。
直接被災していなくても、ママの心は疲れていかもしれません。
心理カウンセラーの資格をもつ育児ジャーナリストのおおたとしまささんに、
震災という大きなショックのあとのママ自身の心のケアについて、お聞きしました。

妊婦さんやママさんが不安や恐怖を感じるのは当然

震災直後、多くの人たちができるだけ平静を保ち、励まし合い、気丈に振る舞おうとしました。
そんな中で、妊婦さんや乳幼児を抱える親の中には、自分にも何かできないかと問い続けた挙げ句、
無力感を感じてしまった人も多いのではないかと思います。
不安や恐怖を感じること自体に罪悪感を感じてしまった人もいたかもしれません。
でも、自分を責めないでください。
大事な小さな命を守らなければいけない親が感じる不安や恐怖は当然のことです。
自分一人なら被災者のためにあれこれできるかもしれませんが、
妊婦さんや乳幼児の親という立場では、平時だって自分たちのことで手一杯なのです。
ましてやこんな緊急事態では、自分と赤ちゃんを守るということに集中すべきなのです。
新しい命を大切に育むことは、未来の社会への希望を育むことなのですから。

緊張の糸が緩んで、どっと疲れが出ることも

大きなショックを受けたとき、人には大きく2通りの受け止め方があります。
ひとつはショックを真正面から受け止め、一時的に活動が低下するパターンです。
表面的な活動は低下しますが、内面的にはむしろ活発に動いています。
目の前に起きていることの意味を考えたり、それに対する自分の感情としっかり向き合ったりしようとするタイプです。
もうひとつはショックの直後にこそ活動が活発化するパターンです。いつも以上に気丈に振る舞おうとします。
一見元気に見えるのですが、あまりに大きな異常事態を前にして、
それに影響されることを嫌い、あえて平常を保とうとするタイプです。
赤ちゃんに不安や恐怖を感じさせないために気を張っていた人もいるでしょう。
前者のタイプの場合、自分がストレスを感じていることに気づきやすいですし、
それに対処しやすいのですが、後者の場合、自分がストレスを感じていることに気づきにくい場合があります。
むしろ自分がストレスを感じているということを否定しようとします。
そうなると、緊張の糸が緩んだときにどっと疲れが出てしまうかもしれません。

「心の疲れ」を認め、自分自身をいたわろう

震災発生から1カ月以上がたち、比較的被害の少ない地域では徐々に生活のリズムが戻ってきました。
張り詰めていた緊張が緩み出す時期かもしれません。
そんなときこそ、「心の疲れ」がさまざまな形で露呈する可能性があります。

  • 体がだるい
  • 食欲がない
  • 眠れない
  • 無気力感に襲われる
  • 対人関係が面倒になる
  • ワケもなくイライラする
  • 言動がとげとげしくなる
  • 攻撃的になる

などです。
震災直後はみんながお互いに思いやり、励まし合っていたのに、
「なんだか最近みんなピリピリしているな」とか、「冷たくなった」などと感じることがあるとすれば、
このせいかもしれません。あまり気にしたり、必要以上に傷ついたりしないようにしましょう。
こんな大災害の後です。本人が意識しているかいないかは別として、みんな疲れているのです。
もし、妊婦さんやママさん自身がこのような状態であることに気づいたら、
「自分は小さな命を守るため一生懸命がんばってたんだな」と自分自身をいたわってあげてください。
できることなら、その気持ちを誰かに聞いてもらってください。
そして、「自分が感じている以上に自分は疲れているんだ」と認め、心身共に十分な休養をとるようにしてください。
「無理に笑う」のではなく、しっかりと「心の疲れ」を癒してから「自然な笑顔」を取り戻すようにしましょう。
そうすれば赤ちゃんも安心して、すくすく育ってくれるはずです。

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