2017年11月1日 更新

風邪薬は飲んでもいい?妊娠中の風邪のひきはじめ対処法

風邪は多くの場合ウイルスによって起こり、それ以外では細菌などの病原体微生物が原因です。妊娠中における風邪のひきはじめはどのような対処をするべきか詳しく解説します。

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風邪は鼻水やのどの痛み、咳などを起こすものの総称

風邪は、鼻やのどだけでなく、気管や気管支、肺などに炎症を起こすものすべての総称です。あらゆる年齢の人に起こるありふれた疾患であり、妊婦さんにも起こります。
その原因の約8~9割はウイルスで、その他に風邪を引き起こす原因微生物では、A群β溶血性連鎖状球菌(溶連菌)、百日咳菌などの細菌や、肺炎マイコプラズマなどがあります。
これらの病原体が、接触感染や飛沫感染を通じてのどや鼻などの呼吸器に入って粘膜に付着し、増殖することから風邪の症状が始まります。

風邪のひきはじめは第一に安静と水分・栄養補給

ウイルス性の風邪の場合、自宅で安静にして、水分や栄養を十分に摂れていれば、一般的には数日以内に軽快します。この場合、抗菌薬(抗生物質)や抗インフルエンザ薬は効果がありません。しかし、原因の病原体が細菌や肺炎マコプラズマなどの場合は、それぞれに効果のある抗菌薬を、妊娠時期と症状を照らし合わせて処方してもらい、使用する必要があります。いずれの風邪も赤ちゃんの発育・発達に影響はしないと考えられています。
そこで、妊娠中に風邪をひいたなと思ったら、まず安静と水分・栄養補給で様子を見ましょう。2、3日たっても症状が軽くならず、解熱しない場合は、内科または産婦人科へ行き、診断を受けた上で必要な薬を処方してもらいましょう。妊娠中には使用を控えるべき解熱剤も数多くあるので、決して自己判断で市販の風邪薬などを服用せずに医師に赤ちゃんへのリスクが低いものを選んで処方してもらいましょう。しかし、風邪と思っていて違う病気のこともあります。発疹や首のリンパ節に腫れがあるときは要注意です。すぐにかかりつけの医療機関に連絡しましょう。また妊娠中は咳が続いたり、肺炎になることもあるので、咳が長引いたり、発熱がぶり返したりしたときも、受診しましょう。受診のときにはマスクを着用して、ほかの妊婦さんへの感染予防に注意して下さい。
例外はインフルエンザです。インフルエンザは、突然の高熱や頭痛、関節痛、全身の倦怠感が特徴です。周囲にインフルエンザの感染者がいて、このような症状が出た場合は早めにかかりつけの医療機関に連絡して、受診方法を確認してから診察を受けましょう。やはりマスク着用を忘れずに。イナビルなどの抗インフルエンザ薬は、発症後48時間以上たっている場合は効果が表れにくくなるので、その前に治療を開始することが大切です。
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Babyplus編集部 Babyplus編集部