2017年10月20日 更新

新生児からチャイルドシート使用を

チャイルドシートを正しく装着し使用することによって、交通事故での赤ちゃんの死亡率は低下します。

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出産準備で購入しておきましょう

 0歳児の死因の4位は不慮の事故。これには同乗中の自動車事故による死亡も含まれます。自動車事故死から子どもを守るため、2000年に6歳未満児のチャイルドシート使用の義務が法制化されました。新生児も例外ではありません。産院からの退院時に車を利用するなら、自分の車はもちろん、レンタカーや友人の車でも赤ちゃんを乳児用チャイルドシートに寝かせなくてはいけません。一部の欧米諸国では、車にチャイルドシートがないと、赤ちゃんの退院許可がでないこともあります。
 例えば、40~50km/hで走行している車が衝突したときに、ママが赤ちゃんを抱っこしていたとすると、腕に赤ちゃんの体重の30倍相当の衝突エネルギーがかかります。当然支えきれず、赤ちゃんは勢いでママの腕から飛び出すことになり、場合によってはそのまま車外に飛び出すという痛ましいことにもなりかねません。正しくチャイルドシートを使用していれば、このくらいのスピードの衝突事故で、赤ちゃんが飛び出すことはありません。自動車事故での子どもの致死率をチャイルドシート使用有無別にみると、使用のときの致死率が0.017なのに対し、使用していないと0.446、なんと25倍以上も致死率が高くなります※。 きちんと使うことで、万が一のときも被害は軽減できるのです。
 不慮の事故の際の被害軽減には、適切なサイズのものを、きちんと正しく座席へ装着することが重要です。子どもの成長にあわせチャイルドシートは、乳幼児用ベッド、幼児用シート、学童用シートの3種類にわかれていますので、正しく選びます。買ったときだけでなく、使用のたびにシートがガタつかないか、ハーネスの高さは適正か、ベルトは隙間なくぴったりかを確認してあげましょう。
※出典:警察庁 チャイルドシート関連統計(平成27年)

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チャイルドシートは安全基準を満たしたものを選ぶ

 カーアクセサリーと違い、見た目だけで選んではいけません。必ず国の安全基準を満たした、「Eマーク」(現行安全基準)、「自マーク」(旧基準)などがついた製品を選びましょう。大抵の車種に適合するようにできていますが、車種によって座席の角度やシートベルトの長さ不足でつけられないといったことがあるので、使用する車種に適合しているかを必ず確認しましょう。
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この記事の著者

松田秀雄先生 松田母子クリニック 院長 松田秀雄先生 松田母子クリニック 院長