2017年6月2日 更新

夏風邪の1つであるプール熱、流行期のピークを迎えます

プール熱は、咽頭結膜熱と言うアデノウイルスによる感染症の通称です。夏に流行することが多く、高い熱やのどの痛み、結膜炎を起こします。妊娠中にかかってしまうとどうすべきか、おなかの赤ちゃんに何か影響が出るのかについて解説します。

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のどの痛み、発熱、結膜炎などを起こす夏風邪のひとつ

プール熱は、正しくは咽頭結膜熱と言って、アデノウイルスが原因となる夏風邪のひとつです。塩素濃度が適切に管理されていないプールの水によって感染して結膜炎などの症状を引き起こすため、プール熱とも呼ばれるようになりました。流行期はおおむね6月から8月がピークとなりますが、アデノウイルスは一年中活動しているため、年間を通して発生します。

主な症状は、のどの痛み、発熱、結膜炎です。ただ、この3つの症状すべてが揃わないときもあります。急に高い熱が出て、のどの痛みを感じ、目が充血して痛くなったり、かゆくなったり、目やにがでたり、といった結膜炎の症状が起こります。

妊娠中にかかってもおなかの赤ちゃんにはうつらない

妊婦さんが咽頭結膜熱にかかったとしても、ウイルスが胎盤を経由しておなかの赤ちゃんに感染した例は報告されていません。したがって、おなかの赤ちゃんにはうつらないと考えられています。

アデノウイルスに効く特効薬はないので、妊娠していなければ、のどの痛みや熱には解熱剤が処方されたりするのですが、妊娠中は症状がひどくない限りは薬の使用は控えたいものです。安静にして、口当たりの良いもので栄養をとり、早めの回復に努めましょう。

分娩が近い人の場合、早めに直す必要があります。アデノウイルスは生後14日以内の生まれたばかりの赤ちゃんに感染してしまうと、全身に感染を起こして重症化するケースがあることが知られています。この場合は分娩した産院に対応を相談し、自分自身は赤ちゃんに触れる際にはマスクを着用し、十分に手を洗うなどして、赤ちゃんにうつらないよう細心の注意をしましょう。
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Babyplus編集部 Babyplus編集部