2017年8月10日 更新

リオ五輪で気になるジカ熱。 熱が出ないジカ熱もある、って本当?

いよいよオリンピックが始まりますね。妊婦さんや、妊娠を希望している女性にとって気がかりなのが、開催地のブラジルで流行しているジカ熱です。

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妊婦さんがジカ熱にかかると、 赤ちゃんに重篤な影響が

いよいよオリンピックが始まりますね。妊婦さんや、妊娠を希望している女性にとって気がかりなのが、開催地のブラジルで流行しているジカ熱です。妊娠中にジカ熱にかかると、赤ちゃんが「小頭症」という疾患が起きる可能性が、とても高いためです。
ジカ熱の流行しているブラジル、コロンビア、ジャマイカなどでは、妊娠を半年から1年伸ばすように勧告が出ているほどです。また、WHO(世界保健機関)や、日本の国立感染症研究所も、妊婦さんは、ジカウイルスの流行が続く地域へ行かないよう呼びかけています。
ジカ熱は、蚊に刺されて感染する場合と、ジカウイルス感染者との性交渉で感染する場合があります。
現時点では、日本ではジカウイルスを媒介する蚊は発見されていませんが、オリンピックに伴って、ジカ熱の流行している地域への人の行き来が活発になるため、流行が広がることを懸念されています。

熱が出なくてもジカ熱かもしれない? 湿疹が出たら要注意!

同じく蚊を媒介としてかかるデング熱の場合は高熱が出るのですが、ジカ熱に感染しても、熱が出ない場合が多いのです。「ジカ熱」は、正式には「ジカウイルス感染症」と呼ばれています。
ブラジルの妊婦さんを対象とした調査では、ジカウイルス感染者の中で、熱が出た人は3割ほどしかいませんでした。いっぽうで、肌の発疹は感染したすべての人に出ていて、ほとんどの人がかゆみを感じていました。また、関節痛や頭痛など、人によってさまざまな症状が出ていました。
ここからわかるのは、日本では「ジカ熱」と呼ばれているものの、発熱の有無では、ジカウイルス感染症かは判断できないということです。
もし、ジカウイルスの流行地域に、ご本人やパートナーが行ったあとで、発疹などの症状が出たという妊婦さんは、熱が出なくても、必ず、かかりつけの産婦人科医にジカウイルス感染症の可能性を相談してください。ジカウイルスにかかった可能性のある妊婦さんは、全国の「ジカウイ ルス感染症協力医療機関」などで、感染症の専門医と産婦人科のお医者さんで協力して診断・治療をすることになるためです。
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Babyplus編集部 Babyplus編集部